柳井地方の方言

独自に採集した言葉を掲載しています。解釈には、「柳井の方言(柳井図書館叢書)」「柳井市史」「聞き書・山口の食事」などを参考にしました。

新たな語を採集するたびに随時更新します。

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 2006.8/25更新 (品詞)【漢字表記】意。「同義の方言・類語」(──用例)[分野] ※注釈 アクセント 図版
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まあ (助動)まい。@何かをしないという主体の意志を表わす。(せんないことになるけぇ、あの人は言わ──)
Aそうではないと推量・想像することを表わす。(あの人にだけ声をかけんちゅうのは、いけ──)
まいがまえん 家計が苦しいこと。仕事の資金繰りがうまくいかないこと。
まいまい 頭のつむじ。
まこと 本当に。なるほど。(──あんたの言うとおり、──古い家じゃのう)
まぜくる
(までくる)
(他五)【雑ぜくる】@雑ぜ返す。混乱させる。(話を──らんこといね、いっそう進まんけえ)  A物をかき混ぜる。
まっつい 全く同じ。そっくり。
までる (他下一)@混ぜる。A混乱させる。
まひげ 眉毛。
まるっと まるまる全部。
まるまる (他五)【丸まる】体を丸くする。皆で輪になって丸くなる。
※標準語の「丸まる」は自動詞だが柳井方言には他動詞もある。標準語の他動詞は「丸める」。
まん 運勢。縁起。
まんま
(まま)
[幼]ご飯。
まんまんきび トウモロコシ。「とうきび」とも。
まんまんさあ
(まんまんさん)
[幼]@仏様。仏壇。 A神様
まんみ (万三)うそつき。万に三つの本当。「せんみまんみ」
み
みしゃぐ (他五)@壊す。砕く。 A滅茶苦茶にする。
みしゃげる
(みしゃぐる)
(自下一)押しつぶされて壊れる。
みしる (他五)むしる。むしりとる。もぐ。
みず (不見)人見知り。
みそ 味噌っかす。遊びの仲間として一人前の扱いをされない子供。
みそがすえる
(みそがくさる)
聞くにたえない。
みちいでこ 伊陸の糸あやつり人形芝居。「ましいでこ」とも。
みちうち 【道打ち】道普請。
みったり 三人。 ※四人は「よったり」。ただし、五人以上は「──たり」とは言わない。
みつぐわ 【三鍬】備中鍬。刃の部分を三本のくしの歯状にした鍬。
みてる (自下一)@なくなる。尽きる。 「尽きる」の忌み言葉。
みと 【水門】田の水の引き入れ口。また、その落し口。
みど 【溝】溝。
みどかり
(みどかり)
【水門刈り】排水口を作るために、イネを早刈りすること。
みみご 耳垢。
みやがとう [地]【宮ケ峠】日積地区の地名。
みやすい (形)たやすい。容易なこと。
みやわす (他五)中止する。やめる。(旅行を──)
む
むつこい (形)味がしつこい。くどい。
め
めーぼ
(めいぼ・めぼ)
【目疣】ものもらい。(できものの一種)
めかちん 【目かちん】片目が不自由な人。
めぐ
(めがす)
(他五)壊す。砕く。
めげ @破片。かけら。 A損失。
めげる (自下一)壊れる。砕ける。 
めご 粗目かご。目ざる。 「とりめご」鳥かご。
めっそう 目分量。
めど 小さい穴。
めにあう (自五)散々な目に合う。大分方言。
めんどうしい @面倒くさい。煩わしい。
めんどうしない @恥ずかしい。体裁が悪い。A面倒くさい。B見苦しい。醜い。
めんまつ
(めまつ)
[植]アカマツ。
めんめ @自分。Aお前。B個人。 ※自称・他称のどちらも指す。
めんめご
(めんめごう)
自分自分で。各自で。
も
もうごう 訳のわからないことをすること。また、その人。
もこさあ 【婿さあ】お婿さん。婿養子。
もしゃぐる
(ももぐる)
(他五)【揉しゃぐる】@紙や布などをもみくしゃにする。A口の中で物をしゃぶる。Bうやむやにする。(──ってごまかす)
もちいと
(もちっと)
もう少し。「もう」+「ちいと」
もてる (自下一)@耐久性がある。 Aもちこたえる。
もと 【元・本】@地面。土地。「じめた」「どべた」とも。A足元。地元。
もとうらん @くだらない。A不器用な。B気が利かない。
もぶれる
(もぶれつく)
(他下一)@群がる。付着する。B子供が戯れてまとわりつく。
もます (他五)混乱させる。乱す。
もめかやる
(もめかやす)
(自五)ひどくもめること。
ももた 【腿】もも。太もも。
もやい 共同。共有。
もやいで
(もようて)
共同で。一緒に。
もろば [植]ウラジロ。常緑多年草のシダ。ウラジロ科。正月の飾りに用いられる。
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