柳井地方の方言

独自に採集した言葉を掲載しています。解釈には、「柳井の方言(柳井図書館叢書)」「柳井市史」「聞き書・山口の食事」などを参考にしました。


新たな語を採集するたびに随時更新します。

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 2007.8/4更新 (品詞)【漢字表記】意。「同義の方言・類語」(──用例)[分野] ※注釈 アクセント 図版
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なあ (形)無い。
ない
(なあ)
なさい。そうするように指示することを表わす。 (早う行き──) 「なはれ」「んない」とも。
ないかん 家の暮し向き。
ないなる (自五)無くなる
ないようにする
(ないよんする)
(他五)無くす。
ないよんなる
(ないようになる)
(自五)無くなる
なおす (他五)片付ける。元のところに収める。
なかうど 【仲人】仲人。結婚の仲立ちをする人。媒酌人。
なかたかゆび 【中高指】中指。
ながまる (他五)長々と横たわる。 (ベッドに──)
ながや @本宅の脇にある、作業場兼物置場。納屋。A離れの間。
ながれ 山の尾にある村落。
なきびい
(なきびいす)
[幼]【泣きびい】泣き虫。
なきみそ 泣き虫。  ※松山方言。
なにがやあ (副)(接)何が。なんのことはない。思いのほか。「幽霊かと思うたら、──、ススキじゃった」「風邪ちゅうていうけぇ見舞いに行ったら、──、肺炎じゃった」
なば キノコ。 ※中国地方の方言。
なりき (成木)果樹。
なりばん 一年おきに実を結ぶ果物の、実のなり年。 ⇔うらどし
なる 刈ったイネを干すための竿竹。3本の竹や木で組んだ掛け木の足に、掛ける横木。
 ⇒掛け木 
なるぼし 「なる」にイネを掛けて天日干しすること。
なると [地]【鳴門】大畠の地名。「鳴門の渦しお」
なんだり 〜など。〜なんか。
なんだりかんだり 【何だり彼んだり】何やかや。何したりかにしたり。なんとかかんとか。
なんでもない (形)元も子もない。台無しだ。「そんとな事をして、怪我でもしたら──」
なんど 【納戸】@奥座敷。A寝所。B産室。物置部屋のほかをさす。
なんぼ
(なんぼう)
いくら。いくつ。数量や値段の程度が限定されないことを表わす。※東北・西日本方言。
なんぼなんでも
(なんぼうなんでも)
いくらなんでも。
なんやらかんやら
(なにやらかにやら)
(副)【何やら彼にやら】なにやかや。あれやこれや。
に
にいさあ 兄さん。
にいな
(にな)
[生]小型の海水巻貝の総称。クボガイ・スガイ・ウミニナなどを指すことが多い。食用。
にえる (他下一)@もめる。 Aくたびれる。 B腹を立てる。 .
におう 【似おう】似合う。
にがる 腹をえぐるように痛む。
にぎり けちんぼう。
にくじ 憎まれ口。悪口。
にげる (他下一)転居する。
にし [生]中型〜大型の海水巻貝の総称。バイ・アカニシ・ナガニシなどで、よく名前を知らないもの。 ※サザエは、「サザエ」または「サザイ」
にじゅむ (自五)にじむ。にじみ出る。
にっけ [植]肉桂。ニッキ。暖地に生える常緑高木。枝・根の皮は、独特のかおりと、舌をさすような味があり、嗜好品や薬剤に用いる。クスノキ科。
にゃあ @〜の人は。場所や方向を示す言葉の後につけて、そこに住んでいる人をさす。(余田──、組で臥龍梅のしごをしてじゃ)
A〜ねば。〜ないならば。(雨が降らん──土用干しをしよう)
にわ 家の中の土間。たたき。
にわる @苦情を言う。Aめり込む。B歪む。
ぬ
ぬけ @パンツをはかないこと。 A間抜け。うすぼんやり。「ぬけさく」「ぬるさく」
ぬけさく 間抜けな人。
ぬすぐる (他五)@塗りつける。 A罪や責任を人に負わせる。
ぬばす (他五)【伸ばす・延ばす】長くする。長引かせる。
ぬぶ
(ぬびる)
(自五)【伸ぶ】@伸びる。成長する。(芽が──) A延びる(雨で運動会は明日に──んだ)
(他五)伸びをする。背筋を伸ばす。
ぬるさく 鈍い人。要領が悪い人。
ね
ねえた ね。「ねえ、あなた」の略。「のんた」とも。
ねえさあ お姉さん。成人女子の軽い敬称。「あねえさあ」
ねき 傍ら。そば。隣り。
ねくじ 【寝くじ】小さな子供が眠くてぐずること。子供が眠くてむずがること。
ねこ 猫車。農具や農作物などを運ぶための一輪車。
ねじける (自下一)ねじれる。
ねずみとり [生]ヘビの一種、アオダイショウ。体長は2メートル近くになる。どの家にも一匹棲んでいて、その家の守り神とも言われる。
ねたがい
(ねたがえ)
寝違えること。
ねたがえる (自下一)【寝違える】寝違える。無理な方向にからだを向けたまま寝ていたため、首や腕の筋を痛める。  ※「寝」+「違えるの老人語」
ねと 根元。切り株。
ねちこい
(ねしこい)
@粘り強い。しつこい。A丁寧。念入り。
ねだれる (他下一)甘える。ねだる。
ねばい (形)【粘い】@粘っこい。ねばねばすること。 A性格がしつこい。
ねぶる (他下一)舐める。 「ねぶりくじ」舐めると当たり外れや数字が浮き出てくるクジ。
ねらむ (他五)【睨む】にらむ。
ねりかやす 【練り返す】@繰り返す。 A練り直す。
ねんごう @こじつけ。屁理屈。 A文句。(──たれる)=文句を言う。 B自慢すること。
ねんごいい
(ねんごうたれ)
屁理屈を言う人。
ねんだひき
(ねんだほり)
根掘り葉掘り聞く人。「ねんだあひく」根掘り葉掘り聞くこと。
のう @(感)なあ。呼びかけの言葉。 A(終詞)ね。親しみを示す。
のお
(のおぐろ)
稲むら。大島では「ぐろ」、平郡では「わらぐろ」、市内一部と玖珂郡では「のおぐろ」
周南地域では「としゃく」
のうがわりい    ※大分方言。
のうくれ 怠け者。
のうた
(のんた)
ね。「ねえ」+「あなた」。「ねえた」とも。
のうだ @伸びた。延びた。「ぬんだ」とも。A飲んだ。
のうなる (自五)なくなる。紛失する。
のく 【退く】@(色やゴミなどが)落ちる。無くなる。Aその場所からいなくなる(標準語の雅語的表現に同じ)
のぞける
(のどける)
(他下一)@物をさしだす。届ける。A出席する。(顔を──)「のずける」とも。
のどいり 了解すること。納得すること。理解すること。(あいつは、よいよ──が悪いのう)
のどをほる
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